カレーなどにも使われる“スパイスの女王”
カルダモンは2~4mの高さに生長する、インド原産のショウガ科の多年生草本です。
白色で中央は赤紫のような色をした花を咲かせ、楕円形の果実をつけます。香辛料として使われるのは、この果実の部分です。さや(外皮)にはほとんど香りはなく、種子に凝縮しており、ほのかに柑橘類を思わせる、さわやかで上品な芳香から「スパイス の女王」と言われます。
体を冷やし、消化を助ける作用があるため、気温が40℃近くまで上がる灼熱のアラブ諸国では日常生活に欠かせないスパイスのひとつになっています。