料理に加えるとエスニックなテイストに
エジプトが原産とされるセリ科の一年草の種子(シード*)で、表面には縞模様が入っており、カレーをはじめとするインド料理には欠かせないスパイスです。嗅いでみるとまさにカレーで、これがカレーの香りの根幹を担っていることがわかります。また、ほんのりとした辛味と苦みも持ちます。
ブラッククミンは黒ごまのような見た目で、嗅ぐと土っぽい香りですが、加熱すると香ばしさが出てきます。クミンの名はついていますが、クミンとは別種で、インドではカロンジ(ヨーロッパではニゲラ)と呼ばれ、インド料理に広く使われます。
*スパイスとしてはシード(種子)ですが、植物学上では果実の部分にあたります。