広く世界で用いられる、4大スパイスのひとつ
ナツメグは、広く世界で用いられているスパイスとしてこしょう、シナモン、クローブとともに4大スパイスと呼ばれています。
ナツメグの木は、インドネシアのモルッカ島などで生息する熱帯性の常緑樹です。堅く多肉質のあんずに似た黄色い果実をつけます。中にある種子がナツメグ、種子を覆っているレース状の仮種皮がメースです。ナツメグとメースは香りも味も似ていますが、ナツメグの方がより刺激的な香りが強く、メースの方が上品な味わいがあります。
ナツメグはホールとパウダーのものがありますが、日本ではパウダーのものが一般的です。ホールはおろし金ですりおろして粉末にしてから使います。